Ser.1 ショパン 「ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21」


石造りの教会で響きわたるアンティークオルゴールの音色を再現しました。

美しく澄んだ天上の音色が癒しを与えてくれると思います。

2nd versionでは音源をアップデートし、さらに美しく響きわたる音色に仕上げました。

このアルバムでは、ショパンのピアノ協奏曲第2番の完全なフルオーケストラバージョンをオルゴールで再現しています。壮大で華麗な響きをお聴きください。

オルゴールの音色を通じて、クラシック音楽の素晴らしさを再発見できると思います。

オルゴールの優しい音色が、疲れた心を癒します。ゆったりとした朝や静かな夜、読書の時間、くつろぎのひとときなど、オルゴールの音楽は、あらゆる時間を彩ることができます。

目次

Chopin Piano Concerto No​.​2 in F minor, Op​.​21

ショパンコンクールの本選では、第1番と第2番のどちらかのコンチェルトが演奏されますが、選ばれるのは圧倒的に第1番が多いそうです。確かに第1番は素晴らしい曲ですが、個人的にはこの2番の方が好きです。特に華麗なピアノの旋律が魅力的な第3楽章にはうっとりしてしまいます。

この第2番ですが、番号こそ「2番」となっていますが、実は第1番よりも前に作曲されています。なぜ順番が逆になったかというと、第1番の方が先に出版されてしまったため、順番が逆になってしまったそうです。初演は第2番の方が先だそうです。

第2番はショパンがまだ10代の頃の曲なので、初々しさが感じられます。それだけに、この曲は厳しい批判を浴びることがあります。というのも、この曲が、協奏曲というよりも、あくまでピアノが主、オーケストラは脇役、という位置付けで、どちらも対等に「協奏」していない、という理由からだそうです。ピアノがきわめて雄弁という点では、ピアノの詩人ショパンらしいですが、それでもこれだけの美しい曲を完成させてしまうのですから、やはりショパンはすごい、と言えるのではないでしょうか。

第1楽章は、堂々としたマエストーソ(荘重な)なテーマから始まり、ロマンティックな旋律や劇的な展開が含まれています。

第2楽章は、美しいロマンティックな旋律を持つラルゲット。感情豊かなメロディが特徴です。

第3楽章は、軽快で華やかなアレグロ・ヴィヴァーチェ。繊細な旋律やピアノの技巧を通じて、ロマンティックな時代の音楽の美しさと情熱を伝える素晴らしい作品です。

第2楽章の美しいロマンティクな旋律はオルゴール向きですが、特にわたしが一番気に入っているのは第3楽章です。オルゴールにするとキラキラした煌びやかな音色になり、さらに魅力的な作品になったと感じています。

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